プロパガンダ 2/16

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/02/20.html

金融機関で働く以上、監督官庁である大蔵省には気を使った。たとえば国債の入札時である。全く応募しないと大蔵省の機嫌を損なうかもしれない。しかし多額の国債は手に入れたくない。そういう時は、ギリギリ外れると思われる応募価格に大量に札を入れた。たとえば予想最低落札価格が99円の時に90円と離れた金額で入札すると、「おちょくっているのか」と怒られそうなので。98円85銭とか、ギリギリだが絶対落札しそうもないところに3000億円とか入札するのだ。そうすると怒られないし応募倍率も高くなって財務省も機嫌がよかった。

そういう訳で、テールが大きいということは、「買うつもり無く札を置いたぶんまで買えちゃった」、つまりその金利ではもう需要が細っていて更にJGBを発行するには金利を上げなきゃいけないことを示唆する...。