プロパガンダ 11/16

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2015/11/post-310.html

私は、幸か不幸か『おかげで日本経済の大混乱は少しだけ先送りされた』と思っている。CPI2％が達成されてしまえば『量的緩和を辞める』と主張する日銀と『そんなことしたら政府のお財布が空っぽになる。継続しろ』と主張する政府との激しいバトルが始まると思うからだ。

どうなるのだろう。

日銀は、『新アベノミクス』に、はやダメ出しを出したようなものだ。政府との蜜月時代は過ぎたのか？

「アベノミクス」もクレイジーな円高を止めた以外になにかあっただろうか。

原油価格の対前年比（ドルベース）を勘案すると今後、米国のインフレ率はかなり上昇してくるだろう。さらには完全雇用状況であることを考えると、私はマーケット予想より米国の利上げスピードは速いと思っている。日銀は一度も利上げしない。たとえ利上げしたくても、利上げの手段を持ちあわせていない。ドル高は進む。

米国経済は正常化したと。