プロパガンダ 9/6

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2094

9月2日のロイター通信によると、 米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁が2日、「米経済には一層高い金利が必要になり得る」との見解を示したそうだ。総裁は、現在のフェデラル・ファンドレートが低過ぎることは種々の経済分析から明らかとした上で、「FF金利は現行水準よりも著しく高い水準であるべきだ」と語ったそうだ。そして「FRBが後に急速なペースでの利上げを余儀なくされる可能性」に言及されたそうなのだ。ラッカー総裁は今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を持っていないとはいえ、私は彼の発言に注目するべきだと思っている。何時も書くように、私は彼の考え方と全く同意見である。今の米国は1985年から90年の日本のバブル期と同じだ。資産価格が上昇し、完全雇用だ。CPIが2%に達していないからとCPIにしか目がいっていない。資産価格の上昇から目をそむけ、引き締めが遅れた日銀と同じだ。

引き締めが遅れるシナリオも考えたほうがいいかなあ。

どうしても安倍首相は、世界経済の下振れリスクを強調したいようだが「下振れリスクが大いにある」のは日本だけだ。財政危機だからだ。他国は悪いかもしれないが日本ほどの財政危機は存在しない。対処可能だ。
20年間、国の実力と言える名目GDPは日本は全く伸びていないが、英国。米国は3倍以上、中国は7.5倍に伸びている。停滞している日本から世界を見るから他国も危機にあると思えてしまうのだろう。
日本は結果平等の社会主義国家だから、(そして戦術的には円高だから)景気が低迷したのであり、資本主義国家はUp & downでも着実に成長している。

まったくそのとおりで...
ジワジワと日本人の平均の生活水準が下がっているように思う。