プロパガンダ 9/14

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2137

本日の日経新聞には「日銀が外債を購入すれば、金融政策目的だと位置づけても、米国の金融当局から外国為替相場への介入と批判されかねないとの意見が日銀内に多いためだ」と書いてあったが、「なにをか言わんや」だ。

モルガン勤務時代、資金為替部担当の副会長が来日するたびに、毎回日銀の米国債購入を日銀に提案していた。答えは「為替は大蔵省(当時)の専管事項だから」。

そういうことを続けて、実力以上の円高を招きジワジワと衰退している。

それにFRBはテーパリング(=バランスシート(BS)の拡大)を完了したものの、保有米国債を売却または満期待ちでBSを縮小するのに10年はかかると言われており、BSの縮小に苦慮している。 日銀の米国債購入は大いにFRBを利する。FRBがBSの縮小(=FRBの健全化)のための売却に動いても、日銀の購入で相殺されるからだ。さらには米国利上げを織り込んで、この1週間で急速に長期金利が上昇(=価格の下落)し始めている米国債市場を安定化させ得るのだ。こんなに良いタイミングでの「日銀の米国債購入」はない。

滅多に無いチャンスだと思います。
でも、ぼーっと見過ごすのだろうなあ。アホくさ。