続 Conguratulationの意味

今の私の理解は、超大物投資家たちは「日本の破綻でボロ儲けしようと狙っていたけど残念、でも良かったね、藤巻さん!」という意味でCongratulationsなのでしょう。

しかし、財政破綻脱出の道はそんなにいくつもないような気がします。つまり、可能な政策は限定されてるのではないかと思うのです。

(r - g) * B'/ Y' - (G - T) / Y < 0
を、まず、めざし、それを長期にわたり維持することが、政府と日銀の政策目標となるのではないでしょうか。左辺第1項の r と g のコントロールg日銀の政策目標で、左辺第2項のGとTのコントロールが政府(財務省)の政策目標。

上の式を近似して変形すると
r - g < (G - T) / B
右辺は、今は-5%、当面がんばっても-2.5%ぐらいとすると、左辺 r - g が -2.5%〜-5%よりも小さくなるよう日銀は金融政策を目指すことになるのではないか、と思えます。10%のgが長期間続くというのはちょっと想像できないので、毎年の財政が赤字の間は実質金利がゼロもしくはマイナスを長期間続けるよう努力するということになるのではないでしょうか。
実質金利がゼロもしくはマイナスとはそうとう緩和的な政策といえるじゃないかな。だからこそ1ドル200円がまだ藤巻さんの視野に入っている(と私は勝手に思い込んでいます)。

隔週木曜のモーニングサテライトの藤巻さんのほんの数分のコーナーは凄く勉強になります。