日経朝刊の連載小説

現在の日経朝刊の文化面の連載小説は堺屋太一の「世界を創った男 ジンギス・ハン」です。(前の連載はあの「愛の流刑地」でした)。

この小説で、物々交換と略奪(!?)が財の交換手段だったモンゴルの遊牧民に通貨が持ち込まれる様子が(ちょっぴり)描かれています。

通貨が既に存在する社会で生まれ育つと通貨の存在が当たり前すぎて通貨の意味がわからない。その点、ジンギス・ハンの若かりしことのモンゴルを舞台にすると通貨の役割を鮮明に描写できる。私はこんな観点でこの小説を楽しみにしています。