日経記事 仕組み債 個人向け拡充

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070609AT2C0802T08062007.html
証券会社としては

  • デリバティブ取引仲介の手数料が入り
  • 個人に債券を販売する際にたぶん多めの手数料(スプレッド)がはいる

というメリットがあるのでしょう。
普通の債券(例えば国債)よりも利回りを少し高くく設定できるので需要が多いかもしれません。
なぜ高利回りか?
デリバティブを介して誰かが回避したがっているリスクを取っているからでしょう。
リスク回避料が利回りにプラスアルファで入るが、何か起きると支払わねばならないので元本が減る。つまり、損保会社やロイズの引受人のようなポジションをとるのと同じですね。「何か」というのは為替だったりどこかの国の金利や株価だったり。
自分で現在価値を計算するのが困難とか、その仕組み債を満期前に売却しようとすると市場が小さいゆえ証券会社の買い取り時のスプレッドが大きい*1とか、こういった理由で私はたぶん買わないでしょう。
やはり藤巻さんが言うように

がいいですね。経済の方向性重視の投資家としては。

*1:安く買われてしまう

*2:市場が大きくて売買したいときにすぐに売買できる