国民経済とグローバル経済

10月3日の日経夕刊のマーケット総合面のコラム「十字路」にJPモルガン証券菅野雅明さんが、地域経済間格差をテーマに興味深い視点を示していた。

  • 日本経済の潜在実質成長率は2%前後、世界経済は当面5%成長の見込み、世界経済の高い需要の伸びをいかに地元経済に取り込むかが地域経済再生の鍵
  • 輸出産業の他に、外国人観光客の誘致、攻めの農業
  • 21世紀は国民経済からグローバル経済への移行期
  • 国民経済が十分に発展しなかった国々さえグローバル経済の枠組みに自国経済を変えつつある
  • 日本経済は国民経済があまりに上手に機能したためグローバル経済の嵐の中に飛び込むのを躊躇しているように見える

==== 10/5 追記 ====
皮肉にも「国民経済があまりに上手に機能した」ゆえまだまだガッシリと機能しているせいか国内にいると意識しないとグローバル経済が見えません。(でもそれに巻き込まれることから逃れられない)。最近は海外にも出かけていないし...。
トーマス・フリードマンの著作 レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈上〉, レクサスとオリーブの木―グローバリゼーションの正体〈下〉, フラット化する世界(上), フラット化する世界(下) を読み返してみようか。この3連休に。