水の出ない調整弁

今日の日経朝刊の1面の「働く二ホン」にこうありました。

 蛇口をひねればくらでも水が流れ出す−−−。人余りの90年代、企業は固定費増を避けるため、非正社員を重宝な「調整弁」として使った。しかし人手不足で風向きは変わった。非正社員が正社員になる道が広がり、そのまま働く場合も好みの職場を選ぶ傾向が強まる。蛇口を回しても水は思うように出てこない。
 日本の強さを支える製造業にも異変が忍び寄る。

ついに・やっと労働市場もタイトになってきた、じわじわと消費は増える。

ガソリン価格は上がり、タクシーの値段は上がり、(中身の量が減るとか高級仕様に化けたりで)食品の値段は上がり、ユニクロがカシミヤを扱うようになり、デフレ・マインドが終わり徐々にインフレ・マインドに。
私の家の周辺も夏が終わってから不動産価格がポンと上がったように思え、高額物件の広告が出るようになりました。 買い手がつき始めているんですね、きっと。 つまり、不動産価格はもう下がらないと多くの人々が確信し始めているということでしょう。 こういう時に超超低金利はヤバイですね。