菅野さん

週刊エコノミスト6/7 菅野雅明さん

経常赤字国転落という特集。 JPモルガン証券 菅野雅明さんのインタビュー記事よりメモ 2014〜2015年頃に日本の経常収支は赤字になると予測。 地震リスク・原子炉事故リスク・電力料金引き上げによるコスト増を避けるため、製造業の海外移転が一段と進むこと…

日経コラム十字路4/12

今後予想される経済の変化 日本企業の海外生産比率の上昇。地理的リスク分散の観点から海外シフトを一層加速。 財政悪化の加速。国内民間貯蓄が高齢化とともに減少すると、将来いずれかの時点で財政赤字ファイナンスを海外に依存することになる。 デフレ脱出…

菅野さん vs. 岩田さん on モーサテ(昨年末)

http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_63.html http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/omake/post_64.html 是非、1時間ぐらいの枠でじっくり議論して欲しいなあ。 菅野さんの懸念は、長期金利上昇に伴う政府の財政破綻。だから、まずは成長戦略→市場の資…

JGBに関する菅野さんの見解

JBPressにJPモルガン証券の菅野雅明さんのJGBおよび財政赤字に関する見解が引用された記事(Financial Timesの記事の翻訳)があった。 http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4788 菅野さんのコメント等をメモ 日本の債務残高は今年末までに国内総生産(GDP)…

マネックスのインタビュー

J.P.モルガン チーフエコノミスト 菅野 雅明氏 http://www.monex.co.jp/Etc/topbn/guest/G800/new2010/news1009v.htm http://monex1.nefficient.jp/monex_d_files/camp/addfile/pdf/jpm201009_1.pdf http://monex1.nefficient.jp/monex_d_files/camp/addfile…

昨日のモーサテにて

JPモルガン証券の菅野雅明さんは、非伝統的金融政策として 日銀券ルールを廃して、国債の買い増し --- イールドカーブをよりフラットにする 官民でファンドを作り日銀が融資しファンド外国資産を買う --- 要は円売りだがファンドのドル資産購入には外国は文…

9/4日経夕刊コラム十字路より

高齢化とは家計部門が政府赤字をファイナンスできなくなるこをと意味する。 政府債務のGDP比率はまもなく200%に達し、先進国では類を見ない高さである。 (中略) 仮に金利水準がわずかでも上昇すると利払い費が急増し、税収に占める利払い費は急上昇する。 し…

日経夕刊コラム「十字路」7月8日より

消費税増税先送り・社会保障費歳出抑制放棄・名目GDP成長率低下で、財政再建目標はほころびが見えている。 しかし長期金利は6月中旬以降低下に転じた。 こう事実を指摘して (略)日本の場合は国債が債務不履行になる可能性は極めて小さい。 それは「国内貯蓄…

メモ 6/7日経朝刊より、世界経済に関する菅野雅明さんの見解

世界経済は大底を通過中。 景気は回復に向かうが生産の水準は低い。 日本の潜在成長率を1%とし実際の成長率が2%としても、8.5%の需給ギャップの解消には8年以上かかる。 供給側の調整が必要だが選挙対策で企業の淘汰が止まっている。 この状態で景気が下向け…

日経夕刊 十字路より 21世紀型通貨危機

以下は私の要約 世界の先進国で政府債務が増大し、世界の投資マネーは先進国の国債から逃げ出す可能性がある。特に中央銀行が国債を大量に買い込んだ国の国債・通貨の信任は低下し、長期金利は上昇しよう。 ただし、当面は大幅な需給ギャップのため、財・サ…

21世紀型危機の構図

7月28日付けのJPモルガン ウィークリー・データ・ウォッチによれば...世界経済はインフレ率加速と景気減速に直面している。 今回の原油高の基本的背景は新興市場国の旺盛な国内需要。 原油価格の高騰で各国の内需とくに個人消費は大幅に減速しているが、それ…

4/2 日経朝刊 コラム 十字路 より

JP Morgan証券の菅野さんによれば、 三月上中旬に米国金融市場ではすさまじいデ・レバレッジング(借入金を返済するための投機ポジション手仕舞い)の嵐が吹き荒れた。多くのファンドで、金融商品の値崩れに伴い含み損が拡大、担保不足が表面化したためだ。 と…

2/12の続き

なぜ、国内の民間部門に資金需要がないのか? バランスシートの(実質)Equityが薄くて、怖くて資金を借りる勇気が無い/貸す勇気が無い。 企業部門の貯蓄(借金返済)でバランスシートはひところに比べれば随分改善したのでは。 土地の価格が上昇すれば借り…

少し前の日経,十字路 「日本株は本当に割安か」 by 菅野雅明

個人的要約 日本株のPERは低下し米国並みになり、日本株の割高感が消えた。 しかし、昨年後半に日本株を大量売り越した外国人投資家が買い戻す気配はない。 将来の企業収益あるいはマクロ経済に悲観的な見方が多い場合、PERが十分に下落するまで株価は下がる…

国民経済とグローバル経済

10月3日の日経夕刊のマーケット総合面のコラム「十字路」にJPモルガン証券の菅野雅明さんが、地域経済間格差をテーマに興味深い視点を示していた。 日本経済の潜在実質成長率は2%前後、世界経済は当面5%成長の見込み、世界経済の高い需要の伸びをいかに地元…

@東工大、in 2003

藤巻さんにそう感化される以前から、私はちまたの「ものづくり」礼賛、「ものづくりに邁進する事こそ日本の生きる道」といった雰囲気に強い違和感を感じていました。 特に「ものつくりで雇用を」というロジックが!。 私の商売はエンジニアですが... *1。さ…

8月15日 日経夕刊 十字路より 「サブプライム問題と中央銀行の役割」

JPモルガン証券の菅野雅明さんによれば、 市場の流動性不安を背景にFRBの利下げの有無に関心が集まっているが、FRBは現在2つのリスクに直面している。 FRBの対応が後手に回り、不安心理悪化で優良な借り手でも資金手当てできなくなり破綻すること 実体経済が…

2月6日 日経夕刊 十字路 追記

以下は私のつたない知識で書いています。よくよく注意して読んでください。 日本のマネタリーベースはバブル期の2倍以上、しかし貸し出しが伸び悩むためマネーサプライはそれほど増えていない。マーケットがジャブジャブのマネタリーベースからくる将来のマ…

2月6日 日経夕刊 十字路

以下はJPモルガン証券の菅野雅明さんの「日銀お墨付きの円安が始まった」の私の理解による要約。 日銀 1月の利上げ見送り → 利上げのテンポは市場の予測よりも穏やかなことを事実上公言 FRB 中期的インフレ懸念を繰り返し表明 → 市場の利下げ期待を沈静化 EC…