日経夕刊8/6 書評 日本的人事管理論 より

書評にこうあった。

本書によれば、まだまだ労働市場の閉鎖性が強い我が国にあっては、成果主義は「高圧釜」のおうな作用を及ぼすという。 その結果、従業員の関心とエネルギーが「顧客や市場、社会のほうに向」かないで、自分自身や部署の利益に向かってしまうとのことである。

全く、同感。


デフレで名目賃金を切り下げる名目として屁理屈として導入されたのが成果主義だったと思う。 円を安くしても同じ効果を得られたと思うが...。
結果、すっかり内向きになってしまい、チャレンジするよりも何もしないとか既得権を守る闘争をするほうが得な社会になってしまった。 (ちょっと表現が極端か?)。
ゼロインフレよりも2%程度のインフレを目指す金融政策をとっていれば、ずいぶん違ったんじゃないかなあ。