経済財政白書

日経朝刊のコラム「大機小機会」に二日連続で経済財政白書が取り上げられた。 7/30 隅田川氏、7/31 夢風氏。
平成21年度の経済財政白書(正式には「年次経済財政報告」)
http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je09/09p00000.html


隅田川氏によれば、世論に迎合しない姿勢を貫いている点が評価できるとのこと。

  • 今後の新興国における需要拡大を考えれば「外需と内需の双発エンジン」で回復を目指すべき
  • 「失業の増大こそが格差拡大の原因であり、景気回復が最大の格差対策である」
  • 「景気回付k後に財政再建にどう取り組むか、十分な検討が必要だ」
  • 「危機後にも生産性を高め、競争力を強化するためには、研究開発や人的資本への投資を怠らないことが基本だ」

私としても違和感は無い。
ちゃんと読んでみようかな。


夢風氏は、「格差再考」というコラムタイトルで、白書が格差拡大の要因を分析し世間で言われていることとは異なる事実を示していることを指摘した上で

にもかかわらず、白書の分析についてメディアの紹介は、改革の結果、格差が拡大したかのような伝え方が少なくなかった。 さらに驚いたのは、担当大臣のコメントである。

と、メディアは政治家の視聴率や部数や票数さえ取れればいいという姿勢に批判的である。
メディアも政治家も(自分たち目先の利益のために)人々が欲しがる物語を生産してしまう(、ひょとしたら、そもそも勉強不足で理解していないのかもしれない)。 だから不幸にならないようちゃんと勉強しなくっちゃ。