どうしてこうなっちゃうの?、小野教授

昨日の朝日新聞小野善康教授のコラムが載っていた。

仕方がないから企業は海外に販路を求め、輸出構成をかけて経常収支は黒字だ。だが、それで対外資産が積みあがるから、円高を招いて苦しんでいる。

十分な供給力があって需要が足りない現状では、供給力強化は人余りを招いて需要をさらに減らす。需要を海外に求め輸出攻勢をかければ円高を招く。

ううーん、なぜこうなっちゃうのかなあ。
沢山輸出して、稼いだカネを外貨建て資産で貯蓄すれば円高にはならないし、稼いだカネ以上に貯蓄すれば円安になって日本の供給能力をフル稼働できるのに。そうなれば、国内での投資意欲も回復するだろうし、リスク資産価格も上昇し人々の異常な貨幣愛も消えるだろに。
政府が需要作りという(決して上手とはいえない)仕事をやらずに済むのに。