JGBに関する菅野さんの見解

JBPressにJPモルガン証券菅野雅明さんのJGBおよび財政赤字に関する見解が引用された記事(Financial Timesの記事の翻訳)があった。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/4788
菅野さんのコメント等をメモ

日本の債務残高は今年末までに国内総生産GDP)の約200%に達し、2014年までに約300%に膨れ上がる

これまでは、家計と企業の貯蓄がこうした憂慮すべき数字を埋め合わせてきた。だが、2015年までには国内の民間貯蓄が不足して財政赤字を埋められなくなる

現在の貯蓄率は2%

日本の経常黒字がその後間もなく完全に消滅する

多くの年金基金や銀行はまだ、膨れ上がったポートフォリオの潜在リスクに対処し始めていない

国債利回りが大幅に上昇すれば、日本の国債市場に200兆円のエクスポージャー(投資残高)があるゆうちょ銀行にとっても惨事となる。金融庁の関係者らは、特に地方銀行ポートフォリオ運用能力について危惧している。

GPIFは残存期間が平均6〜7年の日本国債を60兆円ほど抱えている

菅野氏をはじめ一部のアナリストにとっては、この悲惨な結末は事実上、既定路線だ。

2015年には財政赤字を埋められない、か...。