新興国では実質マイナス金利

今週の日経報道によれば、新興国では実質マイナス金利だそうだ。 その結果、経済が過熱し、インフレ率が上昇し、更にバブル化しそうとのこと。 記事では、インフレ防止のため金融を引き締めたいが自国通貨が上昇による輸出減少を懸念して利上げが遅れ気味というようなことが書いてあった、と記憶している。
利上げも自国通貨高も景気を減速させる手段であるし、金利と為替レートは一つの現象を別の側面から見ているに過ぎないと私は思うが、日経の記者氏はなぜ別物のように思うのだろうか。
流動性の罠に陥らぬよう必死の緩和をする米国に付き合って為替レートを維持すれば自国も強烈な緩和状態になるわけだから、「自業自得」と書けばいいのではないか?。


中国ではインフレ対策で、準備率を引き上げるそうだ。 うまくいくかな?。 抜け道、対策、その他イロイロ。


中国の民間企業の外国投資を自由化するとのこと。 貿易黒字等を海外に還流することで、為替レート維持のための人民元の印刷量を減らしたいという意図なのでしょう。 貯蓄過剰(経常黒字)の行き先を海外に向けることで、人民元安を維持しつつマネーサプライの増加を抑えインフレ・バブル対策をする。 わかってらっしゃる。 この点は日本のおおいに見習えばいいのでは。