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歳出削減

金利上昇後財政破綻を避けるためには増税以上に歳出削減が重要となろう。 近年では歳出の多くは社会保障費であり、人口分布の高齢化進行とともに歳出が自然と増えていってしまう。 2007年ごろに円安で景気とリスク資産価格をを刺激しつつ歳出削減に成功すれ…

「カトー」氏の大機小機

日経のコラム大機小機で円高肯定論への反論をしていた。 肯定論は、円高を利用・きっかけとして 日本企業は海外雄飛を試みるべき 内需主導へ転換をはかるべき 交易条件が有利 であるとしているが、これらに対し 我が国最大の資産がヒトであり円高で海外に生…

なるほど

政府のマクロ経済政策や識者の意見が???な理由としての一説。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2188 高橋: 私の印象としては、今の経営トップにいる方々というのはある年代以上の方なんですよね。その人たちの体験というのは基本的には1990年よりも…

恒等式

週刊エコノミスト誌6/7より GNP = 消費 + 貯蓄 GNP = 消費 + 投資 + 経常収支 よって、貯蓄 - 投資 = 経常収支 Y = C + I + G + X - M Y = T + C + S T + C + S = C + I + G + X - M (T - G) + (S - I) = X - M Y : 総支出,総所得 C : 消費 I : 投資 G : 政…

「国家は破綻する」

国家は破綻する――金融危機の800年作者: カーメン・M ラインハート,ケネス・S ロゴフ,Carmen M.Reinhart,Kenneth S.Rogoff,村井章子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2011/03/03メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 170回この商品を含むブログ (31件) を見…

地震・津波・原子炉事故

津波さえ起こらなかったら、M9.0の超巨大地震を何とか乗り切った、新幹線も原子炉も無事...で済んだハズだったかも知れません。 しかし、津波が来て、村や町が消え、原子炉4つが事故中。 この後に更に災難が来ることを思うと気分がめいります。東京電力は負…

大地震

財政赤字を抱えているところに、泣きっ面に蜂。 せめて津波さえ起きなければ...。 財政赤字はさらに大きくならざるを得ないのではないか?。 とすれば危険な領域に更に近づく。

民主党 雑感

民主党の一部の人たちの言動を見ていると、財政再建はできず破綻に向かうのだろうと思わざるを得ない。 さて、今年の3月にそれが起きるのか? それが問題だ。

ビル・エモット氏の日本に関する見解 1/24日経記事より

金融緩和は必要だが十分ではない。規模は大きくないし、経済を活性化させる他の政策が伴っていない。投資や企業を促進する規制緩和、賃上げを促す労働市場改革。 GDPに対する製造業の比率は2割、輸出は1割に過ぎない。依存するには小さすぎる。 家計の消費力…

流動性 エジプト投信

藤巻さんは自分の読みが当たっても市場が小さすぎて流動性不足で売買できないことを嫌うが、今、まさにエジプト投資信託がそうなってしまったようだ。

新興国では実質マイナス金利

今週の日経報道によれば、新興国では実質マイナス金利だそうだ。 その結果、経済が過熱し、インフレ率が上昇し、更にバブル化しそうとのこと。 記事では、インフレ防止のため金融を引き締めたいが自国通貨が上昇による輸出減少を懸念して利上げが遅れ気味と…

貿易保険

日本企業の海外拠点からの輸出にも貿易保険を使えるようにするそうだ。 ますます製造の現場・雇用が海外に流出するのではないだろうか。

家計部門の負債・貯蓄

日経によれば、家計部門の負債(主に住宅ローン)が減り、貯蓄も減ったそうだ。 郵貯の残高も減少し運用難とあいまって固定費(人件費)の削減に取り組まねばならないらしい。 高齢化と若い世代の所得減少の結果とのこと。 家計部門は国債の買い手から売り手…

年始雑感

元旦の日経記事やNHKの経済番組を見て... ミクロ的現象をつまみ食いしたような主張が多いと思った。確かに「おっしゃるとおり」なのですが、ミクロな諸現象が互いにつながっていることを考慮すると、それだけを強調してもなあと思うケースが多く、しかも大手…

資産効果とラグジュアリー銘柄

日経夕刊に、米株上昇の資産効果で米富裕層が消費を増やした結果ラグジュアリー銘柄が上昇した、とあった。 資産効果は実体経済を刺激している。

日経ビジネス11月29日号

レベルが低すぎやしないか... (1) ハードカレンシー時代とペーパーマネー時代を混同している点、 (2) ミクロの話をマクロに誤用している点、 (3) 企業(製造業)の立場と日本で円で労働を売る立場を区別できない点。 国内に投資機会を見出せないから資金需要…

米長期金利上昇中

FRBのQE2効いたのか、米国の長期金利が上昇中である。 市場は将来のインフレを織り込み始めたということで、市場は米国の「日本化」は無いと見ているのでしょう。 イールドカーブが急になれば金利差で銀行は儲かる。儲かればリスクを取って貸し出しももでき…

雑感

「円高に対し企業は拠点を国外に移すことで対処できるが、労働を売る立場の居住者は円高で失業や収入減にさらされ辛い」という議論が日経で見られるようになってきた。 これに気付くのが遅すぎるが、結構なことと思う。

雑感

政府という組織は大きすぎるので右手がやっていることを左手は知らない...とも言うが、 証券優遇税制を廃止して人々に「貯蓄は貨幣を持つ」ことを薦めて貨幣の流通速度を低下させる政策を推進しつつ、 日銀がETF等を購入してマネタリーベースを積み増す。 何…

円高の利害

日経朝刊に、「円高で企業は海外へ生産の場所を移すが、人間は移れない失業する。立場によって円高の利害が異なる」という社説が掲載されていた。 やっと、こういう当たり前のことが日経で主張されるようになり、少しは嬉しい。

櫻川昌哉 慶大教授 「海外資産の購入 検討を」

14日の日経朝刊の経済教室は興味深かった。 論点その1 貨幣を手元に保有する動機は、財の売買取引の媒介に必要なため。名目金利は貨幣保有の「費用」。名目金利がプラスなら貨幣保有のコストが発生するが、ゼロ金利ではコストがゼロになり、どういう目的で人…

日経コラム大機小機 なぜ日本だけがデフレか

「童」氏によるこのコラムは興味深い内容だった。 企業からみると、先進国の中で日本だけがデフレの理由は... 円高になるたびに、日本企業はそれ以上の円高を想定し、低コスト国に生産を移す。製品を高度化しても商品サイクルの短縮で息をつく間もなく生産が…

長期金利

長期金利がずいぶん低くなっている。 10年 0.84%, 15年 1.30%, 20年 1.64%, 30年 1.80% この低金利で誰が買っているのか?と思っていたら、(日経夕刊によれば)郵貯だそうだ。 金利が上昇したら郵貯発の金融危機?。

日銀の金融緩和

日銀が大胆な金融緩和に踏み切った。 日経夕刊によれば円高対策としての金融緩和らしい。 でも、為替レート、一時的に円安方向に振れたものの、大して変わっていないような...。 (プロパガンダからの理解によれば)どうやらヘッジファンドのオーナーたちの…

どうしてこうなっちゃうの?、小野教授

昨日の朝日新聞に小野善康教授のコラムが載っていた。 仕方がないから企業は海外に販路を求め、輸出構成をかけて経常収支は黒字だ。だが、それで対外資産が積みあがるから、円高を招いて苦しんでいる。 十分な供給力があって需要が足りない現状では、供給力…

購買力平価、実質実効為替レート

「実質実効為替レートでみれば今は大した円高ではない」という議論に大いに違和感を感じていたところ、藤巻さんはプロパガンダで 本日は時間がないので書かないが「購買力平価」論からすると「円は割高ではない」として「円高問題は大したことがない」と主張…

住宅ローンの金利固定期間

日経の記事によれば、08年と比較すると、変動金利とフラット35の割合が増え、10年が減ったとのこと。私には変化は僅かに見えるが、変動金利と短期固定の割合が多いことに驚いた。 長期金利が急騰時にローンの固定金利切り替えが間に合わず、金利が上昇してし…

無利子国債

金持ち優遇かどうかはさておき、 相続が発生し償還を迎えるまでに財政破綻しなければ納税側の勝ち、 それ以外の場合は政府の勝ち。 ちょっと不謹慎ではあるが、「いつ死ぬか」、「いつ財政破綻するか」、金利、さらに税制という要素が入った難しい金融商品..…

円安政策が採用されない理由

bewaad氏が「アリフレ政策の政」として、日銀にてリフレ政策が採用されない理由を展開しており、私は、いたく納得すると同時に暗い気分にもなった。 http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100810/p1 要するにリフレ政策(っぽいこと)を志向する者は日銀総裁・副…

消費税10%と小沢前幹事長出馬と長期金利

管首相の消費税10% & 米国景気悪化で長期金利が下落し、小沢前幹事長出馬で長期金利は上昇。 http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK044750620100827 ロイターの記事のこの部分 より償還期間の長い20年物や30年物の国債にも売りが殺到して…