2010-01-01から1年間の記事一覧

プロパガンダ 10/3

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/10/post-69.html 今回は日銀の金融緩和の効果を藤巻さんがどう見ているかががわかる興味深いプロパガンダだった。 準備預金の必要額は、私が現役のころは4兆円、ゆうちょ銀行が加わった後は6兆円と記憶している…

9/27日経経済教室 by 渡辺努 一橋大教授 よりメモ

金利の意味 貨幣には商品の売買に伴う決済を円滑にするという機能がある。 このような貨幣の流動性サービスを得るために支払う対価が金利である。 なるほど。 マッキノン・大野の「円高原因説」 人々の根強い円高予想がデフレを発生させた。 「円高原因説」…

北野一さんの「なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか」を読み返していた。なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力作者: 北野一出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/06/27メディア: 単行本購入: 1人…

プロパガンダ 9/23

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/09/post-68.html 首相が海外に行くたびに大盤振る舞いをしてくる。財政が破綻し、日本国民が地獄の苦しみを味わうかもしれない時に、首相がいい恰好をしていて大丈夫なのか?7000億円とは、つい先ごろ、「仕分け…

どうしてこうなっちゃうの?、小野教授

昨日の朝日新聞に小野善康教授のコラムが載っていた。 仕方がないから企業は海外に販路を求め、輸出構成をかけて経常収支は黒字だ。だが、それで対外資産が積みあがるから、円高を招いて苦しんでいる。 十分な供給力があって需要が足りない現状では、供給力…

購買力平価、実質実効為替レート

「実質実効為替レートでみれば今は大した円高ではない」という議論に大いに違和感を感じていたところ、藤巻さんはプロパガンダで 本日は時間がないので書かないが「購買力平価」論からすると「円は割高ではない」として「円高問題は大したことがない」と主張…

財務大臣、日銀総裁だったら

という週刊アエラのインタビュー記事で藤巻さんの回答は(立ち読みの記憶では) マイナス金利 外貨建て資産の配当・キャピタルゲインを無税に ドル建て日本国債の発行 郵貯の預け入れ限度額を大幅に減らす 経常黒字の日本で国内に投資機会が無い状況で人々が…

プロパガンダ 9/16

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/09/post-67.html 最近はFBを民間金融機関が買っていることを知った。 昔は、そのFBの金利が市中金利に比べて極めて低かった。したがってFBが民間には、ほとんど売れず、残った大部分(ほぼ全部)を日銀が買…

プロパガンダ 9/9

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/09/post-66.html 同感です。 国を指導する人達が、本当に「財政状況は大丈夫だ」と思っているのだったら、その無知ぶりに驚く。それ以上にそんなに経済が分かっていない人が政治をしていることに戦慄を覚える。 …

住宅ローンの金利固定期間

日経の記事によれば、08年と比較すると、変動金利とフラット35の割合が増え、10年が減ったとのこと。私には変化は僅かに見えるが、変動金利と短期固定の割合が多いことに驚いた。 長期金利が急騰時にローンの固定金利切り替えが間に合わず、金利が上昇してし…

無利子国債

金持ち優遇かどうかはさておき、 相続が発生し償還を迎えるまでに財政破綻しなければ納税側の勝ち、 それ以外の場合は政府の勝ち。 ちょっと不謹慎ではあるが、「いつ死ぬか」、「いつ財政破綻するか」、金利、さらに税制という要素が入った難しい金融商品..…

週刊朝日

週間朝日の藤巻さんのインタビュー記事のメモ 不況なので家計は将来が不安で貯蓄に励む。企業部門も自身がもてないので投資をしない。貯蓄意欲に相当するぶんの投資機会が国内にないので、貯蓄に励もうとするぶん景気が悪くなる。国営の金融機関(郵貯)簡保…

昨日のモーサテにて

JPモルガン証券の菅野雅明さんは、非伝統的金融政策として 日銀券ルールを廃して、国債の買い増し --- イールドカーブをよりフラットにする 官民でファンドを作り日銀が融資しファンド外国資産を買う --- 要は円売りだがファンドのドル資産購入には外国は文…

プロパガンダ 8/29

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/08/post-65.html 市場につつかれて日銀が金融緩和を発表したようですが、藤巻さんによれば ドルの自律反転のレベルは近いとも思う。「円は最高の避難先で安全通貨だ」という誤った認識で円が買われてきたが、そ…

円安政策が採用されない理由

bewaad氏が「アリフレ政策の政」として、日銀にてリフレ政策が採用されない理由を展開しており、私は、いたく納得すると同時に暗い気分にもなった。 http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100810/p1 要するにリフレ政策(っぽいこと)を志向する者は日銀総裁・副…

消費税10%と小沢前幹事長出馬と長期金利

管首相の消費税10% & 米国景気悪化で長期金利が下落し、小沢前幹事長出馬で長期金利は上昇。 http://jp.reuters.com/article/treasuryNews/idJPnTK044750620100827 ロイターの記事のこの部分 より償還期間の長い20年物や30年物の国債にも売りが殺到して…

ぜーんぜん大丈夫、ではないのでは?

この記事の http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1033 このページ http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1033?page=3 に 榊原 いや、当面は引き上げなくていいんです。だって、日本は財政危機ではないから。 田原 え、財政危機じゃないの? 榊原 日本国債の9…

実質為替レート

実質為替レートでみると15年前よりも円安だという見解もあるが、15年前はマダマダ景気が良かったし、日本の製造業も強かった。 今は、半導体・エレクトロニクスはボロボロ、コンピュータもダメ。変化できなくてイノベーションがド下手な今の日本の通貨が強く…

ドルベースで見る

先週末のテレビ番組で堀古さんが「(円高で)日本人の人件費が30%(だったかな?)上昇した」とコメントしていた。 円ベースでみると円高の悪影響はハッキリしないが、ドルベースで見ると高くなりすぎた人件費が下がろうとして円ベースで下落しようとする → …

日本破綻 「その日」に備える資産防衛術

買いました、読みました。 私の注目ポイントは(例によって)藤巻さんの予測が当たった・はずれたではなく、藤巻さんが何に注目し・如何なるメカニズムが作用すると考えているか、です。 日本破綻 「その日」に備える資産防衛術作者: 藤巻健史出版社/メーカ…

[藤巻さん]プロパガンダ 8/20 http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/08/post-63.html 新刊の発売と講演会の告知。 日経朝刊に出ていた講演会、第1部は藤巻さん、第2部はマーケット規模が小さい新興国市場関連の皆様。 藤巻さんのポリシー「大きな市場…

プロパガンダ 8/16

プロパガンダが更新された。 http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/08/post-62.html 今回の円高に対する政府・日銀の対応、識者のコメントを見ていると、私は悲しい。 円高が進んでいる。日本にとっては非常に由々しき事態である。この10年以上書き続…

為替政策

思考停止の政府とbackword lookingで腰の重い日銀、そこにFRBが金融緩和を打ち出すと、円高・株安。 ますます仕事は海外に流れ、景気悪くなりそう。 日経は朝刊で為替政策を訴えていた。 前回のあの大量の円売り介入をやめるきっかけは、FRBがイールドカーブ…

プロパガンダ 8/5

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/08/post-61.html ある時点から藤巻さんが日本経済に非常に悲観的になった理由がかいま見えるようで、今回は非常に興味深いプロパガンダでした。 ここまで財政赤字が巨大化すると、もう奇策はありえない。その「…

長期金利一時1%割れ

円高、株安.長期金利も超低金利。 藤巻さんはきっとJGB先物をショートしたことでしょう。

日銀決定会合の議事録の記事の雑感

7/31の日経に日銀決定会合の議事録の記事がまる1ページも掲載されていた。 記事を読んだ印象であるが、「半分死んだ政策、早く正常に」という気分的?な理由をリスク資産価格の下落というマクロ経済の状況のサインよりも優先して金融政策を決めた、と読めた。

金融緩和は経済を活性化させるのか

2〜3日前の日経のコラム十字路に「金融緩和は経済を活性化させるのか」という小文があった。そこでは 経済が浮上しないからといって金融の量的緩和を推し進めるのは間違っている。 金融緩和が、少なくとも新たな重要を生み出さないことはもはや経験済みだ…

ドイツがユーロから離脱するとしたらその理由は?

ちょっと考えてみました。 ユーロの下落はドイツにとって景気刺激的。(うらやましい)。 景気が良くなりすぎるとインフレ圧力がかかる。 財政政策でインフレをコントロールするのは切れ味が悪くて不自由だろう。 インフレ状態にもかかわらずECBが利上げしな…

小野理論

小野善康教授の主張は「人々が異常な貨幣愛に取り憑かれひたすら貨幣を貯め込む結果、消費が減少し労働や設備が余剰になる状態を放置するより、政府が課税しておカネを巻き上げて何か投資したほうがマシだから、そうしたほうが良い」というものと私は理解し…

プロパガンダ 7/26

http://www.fujimaki-japan.com/takeshi/2010/07/post-60.html 8月20日、朝日新聞出版より新刊「日本破綻」発売とのこと。 楽しみにしています。 もっと基本的、構造的な大問題が日本には横たわっているのである。それは円高だ。円高を解消しない限り、日本…